南極大陸 第1話 [南極大陸 第1話]

戦後、世界各国で地球観測の動きが活発になっていた頃のことです。

アメリカ、ソ連などを中心に 「 国際地球観測年特別委員会 」 が設けられ、

未知の大陸 「 南極 」 の観測が計画されます。

アジアの中で、唯一表明した日本は、「 敗戦国の日本 」 に何ができるんだと

世界から馬鹿にされ、そして、日本に割り当てられた観測場所は、“インアクセサブル

・接近不可能” な場所です。

氷点下50度、風速100メートルのブリザードが吹き荒れる最悪の場所でした。

「 今こそ日本人の底力を見せてやろうじゃないか。」

今まで外国の背中ばかりを見つめてきた日本が、世界と肩を並べる時がきたのです。

始めは国や企業は資金援助には反対でしたが、日本の未来に大きな夢と希望を抱いた

子供たちに後押しされていった。
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